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katarinax さんに 加藤袋 の紹介文を書いていただきました!

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sankaku

「誰もが自分自身の宇宙のスターになる才能を持っている」

加藤袋の言葉に触れているうちにこんな風に思うようになった。

彼は積極的に他者に対して言葉を発することは少ない。

しかし、断片的な言葉が、目に飛び込んでくるのだ。

それに誘発されるように、ふと考える。

存在する肉体。

「ここから出してくれ!」と泣こうがわめこうが

絶対に出られないのが己の肉体であり、

そもそも存在しているということはそういうことなのかもしれない。

そういう、根源的な問いを突きつけられる。

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こうして考えている自分の思念はどこにあるのか。

目に見えない「物想う自分の思念」と「外界」に境界線など無いのかもしれない。

そんなことを思ったりもする。

しかし、加藤袋はそのぎりぎりの境界に目を凝らしている。

「内」と「外」とは。

自己とは。自我とは。魂とは。

そのような問いから目を背けることも、

かと言って安易に答えを求めることも美しいこととしない

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ひたすら、表現することそのものの意味を問いつづける。

それに伴う苦しさ、不快さ、そういったものに対峙する。

その表現活動がどのように開花していくのか、

あるいはまったく別の方向に発展していくのか、まだわからない。

わからないにせよ、加藤袋という人物には、恒星の内核が爆縮し、

その後超新星に誕生し直す寸前のような、予感を感じる。

それは”表現すること”に背を向けた人間にも訴えかけるほどのインパクトを持つ。

まさに「誰もが自分自身の宇宙のスターになる才能を持っている」のだ、と

周囲に感じさせるほどの光を放っているように思うのだ。

加藤 雅子 (@katarinax)

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